大人ニキビを防いで美肌を維持するためには、正しい方法で洗顔をすることが大切です。
間違った方法で洗顔をしてしまうと、かえって大人ニキビを悪化させる可能性があります。
当記事では、大人ニキビの原因と正しい洗顔方法について解説します。
洗顔方法を見直して健やかな肌を保ちましょう。
大人ニキビができる原因とは
ニキビは、毛穴に皮脂などの汚れが詰まり、毛穴の奥でアクネ菌が増えることで現れます。
10代にできるニキビは、皮脂の過剰分泌が原因で、おでこや鼻のTゾーンにできやすいのが特徴です。
しかし、大人になってからできるニキビは、主にバリア機能の低下とターンオーバーの乱れが原因で、あごや首などの皮脂の量が多くない部分にもできます。
バリア機能とは、刺激から肌を守ったり乾燥を防いだりする機能です。
洗顔をするときに強く肌をこすると、摩擦によってバリア機能が低下します。
すると、乾燥しやすくなって、皮脂が多く分泌されるようになり、大人ニキビができる場合があります。
また、肌が乾燥していると、毛穴に角質がたまりやすくなり、ニキビの原因になることもあるのです。
乾燥によってターンオーバー(肌の生まれ変わりの周期)が乱れると、角質が厚くなって大人ニキビができやすくなります。
大人ニキビ対策におすすめの洗顔方法
大人ニキビができるのを防ぐには、普段の洗顔方法を見直すことが大切です。
大人ニキビを防いで肌を健やかに維持するために、毎日の洗顔で心がけてほしいポイントを紹介します。
クレンジングでメイクを落とす
洗顔料を使う前に、まずクレンジング剤でメイクを落とします。
メイクをした日は、しっかりクレンジングをしないとメイクが毛穴に詰まり、ニキビが悪化してしまう場合があるのです。
クレンジング剤は、少量ではなくたっぷり使うようにしましょう。
メイクを落とすときにクレンジング剤の量が少ないと、肌をこすってしまう可能性があります。
肌に摩擦を与えないように、優しく丁寧にメイクを落とすことが大切です。
洗顔料はしっかり泡立てる
洗顔料は、手でしっかり泡立ててから使いましょう。
泡立ちが少ないと、洗うときに肌を指でこすってしまい、摩擦によるダメージを与えてしまう可能性があります。
キメが細かくて弾力がある泡で洗うことで、肌への摩擦を減らしつつ汚れを落とすことができます。
忙しいときは、泡立てネットを使うことをおすすめします。
泡立てネットなら、簡単に細かい泡を作ることが可能です。
ただし、泡立てネットは洗顔料や水が残りやすいため、雑菌が繁殖してしまうことがあります。
泡立てネットを使用する場合は、使った後にフックにかけて乾燥させ、定期的に買い替えるようにしましょう。
洗顔はこすらず優しく洗う
洗顔は、皮脂の分泌が多いTゾーン(おでこから鼻の先)から洗います。
目の周りや頬などの乾燥しやすい部分は最後に洗いましょう。
フェイスラインは、人差し指と中指であごの骨を挟むようにして洗います。
洗顔をするときは、指で肌をこすらないように注意して、泡で優しく洗うことが大切です。
洗うときに肌を強くこすってしまうと、摩擦によって炎症が起きて肌が乾燥しやすくなります。
肌が乾燥して角層が硬くなると、毛穴が詰まりやすくなってニキビが悪化する可能性があるのです。
また、洗いすぎると肌に負担を与えてしまうため、洗う時間は30秒~2分程度にしましょう。
ぬるま湯ですすぐ
最後に、ぬるま湯(約30~32℃)ですすぎましょう。
お湯ですすいでしまうと、必要な油分や保湿成分まで一緒に流れてしまい、肌が乾燥しやすくなります。
すすぐときは、小鼻の周りや生え際、フェイスラインも泡が消えるまですすぎます。
泡が残っていると、肌が炎症を起こしてニキビが悪化する可能性があるので、30回はすすぐようにしましょう。
正しい洗顔で大人ニキビができにくい肌を維持しよう
大人ニキビは、洗顔のときの摩擦によって悪化する可能性があります。
大人ニキビができにくい肌を維持するには、なるべく肌に刺激を与えないように優しく洗顔することが大切です。
優しく洗うことで、肌の炎症や乾燥など大人ニキビの原因を減らせます。
毎日正しい方法で洗顔をして、潤いのある健やかな肌を保ちましょう。
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